2015年3月6日金曜日

リメイクリカちゃん服(普段着編その1)

古着を処分がてらリメイク…と言いつつすっかり趣味に走っている、リカちゃん人形服作り。
前回の記事の作品はパーティ用のドレスばかりだったので
今後は着せ替え遊び向けの普段着を作ることにしました。
我ながらみるみるうちにレベルが上がっていくのがキモいです。何でもやる気次第やね…。


まずは基本となる型紙取りを兼ねて、100均のフェルトで
ごく簡単な手術着のようなAラインワンピースを制作。
フェルト裁縫は、端の始末が不要なのも大きなメリットですが
作ってる間に「ここは大きすぎたな」「もう少し短くしよう」みたいな思いつきで
ザクザクとはさみで調整しながら成形できるのが最大の利点ですね。
襟を大きめに立てるようにしてつけたら、ちょっと60年代風の仕上がりに。

続いて、同じ型紙(といってもそのへんのチラシを切り抜いたペラ紙)を使って
胸下で色を切り替えたバイカラーのワンピース。
春先のお出かけ服をテーマにハンドバッグと短いマント、ヘッドドレスもつけました。

ヘッドドレスは、本当は帽子が欲しいところを面倒だったので簡単に仕立てたんですが
娘からは「赤ちゃんみたいで変なのー」という評価でした。
いや確かにそうなんだけどね…世の中には大人用ロリ服というジャンルがあってだね…。

続いては、ポリエステル混でストレッチ性のある私の古いブラウスを用い
同じ型紙に袖をつけて裾を広げ気味にとった、SFチックなワンピース。
銀色のベルトは、半端に余っていた接着芯の端っこを、古いキャミソールの銀色布で
包んで接着剤でくっつけ、中心に黒いレーステープをつけました。
スカート裾には髪ゴムからとった切りっぱなしのレースをざくざくと。
イメージは一応Perfumeの舞台衣装…です。

お母さんの派遣OL時代に着ていた細身のブラウス、まだ何枚もあるんだけど
大概シミが出来てたり、腕がぱっつんぱっつんだったりして処分どきなのよね…。諸行無常。

さらにもう一つ同型のワンピース。これは裾を長くとって、裏側にゴム紐をつけてウエストを絞り
縫い目はチロリアンテープで隠し、肩口に綿レースを縫い付けて袖のように見せています。
お揃いのヘッドドレス(レースにゴム紐をつけただけ)もつけて、民族衣装風に。

ちなみに先程のヘッドドレスにも使用したこの綿レースですが、元はお下がりで戴いた
キ○ィちゃんポーチの周囲に縫い付けられていたものです。
これはピンクの紐やらフワフワリボンやら苺の飾りやら、手芸に使えそうなパーツの塊で
全体としては古びてしまったけれど、有り難く分解して活用しています。
♪エコと言う名の貧乏症~♪(『孫』の替え歌で)

さて、このへんから服が上下別れてパーツが増えてきます。
まず水色ボーダー柄のフリースのベビー服から、半袖セーター。
(これはパーツ一枚で作れる型紙を使用。こちらのサイト様を使わせていただきました)
レディースの水玉カットソーの袖先の部分を切ってウエストにゴムを入れた、膝丈スカート。
それとシャツ型のニットから、ボタンの付いた袖先を取って袖と前後の身頃に切り分け、
襟ぐりにモコモコのハギレをバイアステープのようにくるんで縫い付けた、長丈カーディガン。
フェルトのバッグ(ちゃんと物が入るよ)を持ったら冬のお出かけコーデ完成。

大人用の服の袖先をリカちゃんに流用すると、裾を折り返す必要がないので楽ちんです。
ただ完成してから気づいたけど、カーディガンの前合わせが逆でした…。適当すぎる…!

そして今回、目玉はこのボア付きムートンブーツ!
これね、材料は100均なんですよ。ペラペラの茶色フェルトと
靴底はマルチマットだか何とかいう名前で売っている、粗くて固い不織布のマット。
作り方と型紙はこちらのサイト様のものを使わせていただきました。ありがてぇありがてぇ…。
実際は型紙より少しだけ小さめに(足底3.5cm)作っています。

出来たブーツを勝手にアレンジしてボアを追加。
モコモコのフリースのハギレを三つ折の帯にして、ぐるりと縫い付けました。
ブーツ作りは、平面の布から立体的に靴の形を縫い上げていくのがすごくアクロバティックで
ちょっと興奮しましたね。裁縫って面白いなあー!完全に私一人が楽しいなあー!

雑に作ったにしては出来上がりが可愛くて気に入ったので、
もう一つ色違いのグレーのブーツも制作。それに合わせる服は
子供用レッグウォーマーの端を使った、シンプルなオフショルダーの黒セーター。
100均人形(エリーちゃんだっけ?)用のお姫さまドレスがすぐにほつれてしまったのを
短くカットしてウエストゴムを入れた、ピンクのミニフレアスカート。
あとはベビー用のマントから、フードの端を切り出してそのままミニサイズにリメイクした
モコモコのマント。こういう厚手の生地は、袖がない方が着せるのも楽でいいです。


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このあたりから、捨ててもいい古着の山を前に何を作ろうか考え込んでいるうちに
楽しくなってしまい、アイデアが浮かびすぎて収集がつかなくなってきました。
以下、春夏もの中心の「その2」に続く…。長男の幼稚園グッズまだ完成してないんだけど…。